top of page
検索
執筆者の写真里絵 渡邉

海外現地法人 国籍関係なく人材の配置を 経産省報告書

 経済産業省は、海外に複数の現地法人を持つ企業向けに、グローバル競争力の強化のための報告書をまとめた。従業員の国籍や所属する営業所にかかわらず、ポジションの要件に応じて最適な人材を配置する人事に移行していくことが必要としている。


 従来の日本企業では、日本人駐在員を現地法人に派遣して統治してきたとした。一方で、ここ10~15年は現地のマネジメントを担える人材が質的・量的に不足し、すでにこのモデルは維持できなくなっていると指摘。人材のポテンシャルを最大限に活かすため、日本人駐在員だけではなく、現地の外国人従業員も含めて最適な配置を行っていくべきとした。

 そのために企業が整備すべき基盤として、全世界・全事業のポジションのジョブグレードを明確にし、評価基準をグローバル全体で統一することを挙げている。グループ全体の人材情報を可視化し、優秀な人材のデータベースを作っておくよう勧めた。


労働新聞社『労働新聞』 令和6年6月17日第3453号3面 掲載記事より

閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「立ち作業」の負担軽減対策、取組事例を掲載/厚労省ホームページ

厚生労働省はホームページで「立ち作業の負担軽減対策の取組事例紹介」を掲載している。 持続的に立ち姿勢で作業を行う「立ち作業」は、「工場のライン作業」や「スーパーの会計作業」、「工事現場における交通誘導作業」など様々な場面で見られる。立ち作業に伴う足腰の負担を軽減するために、...

労務費の価格転嫁のための施策等について議論/新しい資本主義実現会議

政府は10月30日、「新しい資本主義実現会議」を開催し、新しい資本主義の推進の重点施策(案)について議論した。議論を踏まえて首相は、「賃上げ環境の整備」を第一にあげ、「労務費の価格転嫁を徹底するため、各業界における実態調査とその結果に基づく改善を年末までに完了させる」、「不...

フリーランス新法の施行に伴いガイドラインを改定/公取委・厚労省など

フリーランス新法の2024年11月1日施行に伴い、政府は、「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」(2021年3月策定)を改定した。法施行に合わせて構成を整理し、新法と関係政令等の内容を追加している。フリーランスに業務委託する事業者に求められる事...

Kommentarer


bottom of page