top of page

不妊治療と両立 7割で支援なし 厚労省・企業調査

  • 執筆者の写真: 里絵 渡邉
    里絵 渡邉
  • 2024年4月18日
  • 読了時間: 1分

 厚生労働省がまとめた「不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」結果によると、不妊治療中の従業員が受けられる両立支援制度・取組みがない企業割合が7割超を占めた。制度がない理由として、要望が表面化していない(26.4%)、不妊治療中の従業員を把握していない(22.2%)などが挙がっている。

 不妊治療中の従業員への支援制度・取組みの運用状況を聞いたところ、「行っていない」とした企業が73.5%に上った。「制度化して行っている」は10.6%、「制度化されていないが個別に対応している」は15.9%で、何らかの支援を行う企業は計26.5%だった。労働者への支援内容では、不妊治療に利用できる休暇制度が最も多い。


 調査は昨年7~8月、従業員10人以上の企業に実施し、1859社から有効回答を得た。


労働新聞社『労働新聞』 令和6年4月15日第3445号1面 掲載記事より

 
 
 

最新記事

すべて表示
「賃上げ5カ年計画」「中小生産性向上」など表明/新しい資本主義実現会議

政府は14日、新しい資本主義実現会議を開催し、中小企業の賃上げを促進する「中小企業・小規模事業者の賃金向上推進5カ年計画」等を議論した。会議後、首相は 「賃上げこそが成長戦略の要」とし、2029年度までに実質賃金1%上昇を目指すとし、中小企業・小規模事業者の経営変革の後押し...

 
 
 
地方や中小企業での良質な雇用の在り方について提言/労政審部会報告

厚生労働省は8日、「労働政策基本部会報告書-急速に変化する社会における、地方や中小企業での良質な雇用の在り方」を公表した。、AIの進化による社会構造の変化や人口減少社会を見据え、地方や中小企業における課題等について検討した結果をまとめている。地方における賃金等の労働条件の低...

 
 
 
100億企業への飛躍的成長を後押し、ポータルサイトをオープン/中小企業庁・中小企業基盤整備機構

中小企業庁及び中小企業基盤整備機構は11日、売上高100億円を目指し挑戦する企業・経営者を応援するプロジェクトの特設サイト「100億企業成長ポータル」をオープンした。「中小企業成長加速化補助金」「経営者ネットワーク」など飛躍的成長をサポートする施策情報や事例発信、「100億...

 
 
 

Comentarios


  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn

©2021 by あだち社会保険労務士事務所。Wix.com で作成されました。

bottom of page