全国社会保険労務士会連合会(大野実会長)は6月28日、パレスホテル東京(東京都千代田区)で総会を開き、今年度の事業計画を承認した。
時間外労働の上限規制が適用された建設業や自動車運転業務への対応に関して、会員向けの研修を実施する。社労士からそれぞれの業種特有の課題を募って議論し、解決策を検討するとした。
同連合会は昨年度にも、時間外労働削減への対策などを実務的に解説する動画を作成している。今年度は対面形式で研修を行い、講師の講義だけではなく、社労士同士で議論を交わす機会を設けるとした。
大野会長は、「事業計画は、社労士業務を通じて『人を大切にする企業づくり』から、『人を大切にする社会』の実現へ、というメッセージを強く打ち出した」と話した。
労働新聞社『労働新聞』 令和6年7月15日第3457号3面 掲載記事より
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