日本人材派遣協会(川崎健一郎会長)が取りまとめた労働者派遣事業統計調査によると、派遣社員の実稼働者数は2022年平均で39万817人となり、対前年比107.7%だった。コロナ禍前である19年平均の36万4889人を上回る結果となっている。月別では、すべての月で前年同月を上回り、最も稼働者数が多かった12月には41万2589人(前年同月比3万9106人増)となった。月間で40万人を超えるのは14年ぶり。
調査は会員企業516社に実施し、四半期ごとに月別の状況について回答を得ている。派遣労働者の実稼働者数は19年まで増加傾向にあったが、20年は新型コロナウイルスの影響で35万人台に留まっていた。派遣協会は、「新型コロナによる影響が落ち着いたことで人手不足が起こり、派遣労働者を雇用するケースが増えているようだ」と話している。
労働新聞社『労働新聞』 令和5年3月27日第3394号3面 掲載記事より
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